皆さんこんにちは!
ちゃんみおです。
今日の記事では、
覚えにくいけど使えるコードについて解説していきます!
つまり、前回の記事の続きです。
前回ひねくれコードとして紹介したメンバーの
構成と使いどころを明確にしてやろうということです。
前回の記事はこちら
そして今記事のまとめでは、
コードの音が迷子になったときの超簡単な解決方法も紹介します!
今日のメンバー
それではこの記事に出てくるメンバーを紹介します!
・C6(Cメジャーシックス)
・Cadd9(Cアドナインス)
・C9(Cナインス)
・Cdim(Cディミニッシュ)
・Cm7−5(Cマイナーセブンスフラットフィフス)
・Caug(Cオーギュメント)
・C/E(EonC)
拒否反応が出てしまう方は、
「難しくないコード理論」シリーズの初回から見てみてください!
難しくないシリーズ初回はこちら
C6(Cメジャーシックス)
メジャーコードとして紹介していますが、
これがCm6だったらマイナーになりますのでご注意ください。
ではまず構成ですが、
基本の形に6番目の音を付け足しただけです。
マイナーなら♭③に変えればいいだけですね!
メジャーシックスのサンプルはこちら
マイナーシックスのサンプルも作ってみました。
Cadd9(Cアドナインス)
addが付け足すという意味なので、
基本の形に⑨の音を付け足します。
しかしスケールを数えてみると、音は8つしかありません。
とりあえず続けて⑨まで音を当てはめることにします。
すると
9番目の音は一周回って基音の次の音になりますね。
つまり、⑨=②と考えます。
本当の⑨だと指も届かないので、(ピアノの話)
②の位置に収めておきましょう(笑)
アドナインスのサンプルはこちら
C9(Cナインス)
ここはちょっと混乱します。
というかナインスのコードは滅多にお目にかからないので
知識として留めておいていただければと思います。
ではナインスですが、
・C9(Cナインス)
・CM9(Cメジャーナインス)
・Cm9(Cマイナーナインス)
この3種類があります。
先ほどのアドナインスとの違いは、
⑨を付け足すのがアドナインス
⑦も付け足すのがナインス
意味分かりましたか?
基本の形にただ⑨を足したいならアドナインス
⑨だけじゃなく⑦もついてくるのがナインスです!
で、そのナインスにもまた事情があるのです・・・。
C9(Cナインス)
構成はこうなっています。
① ③ ⑤ ♭⑦ ⑨
C7のコードを思い出してもらうと分かりやすいです。
⑦の音だけ、何も指示がないときは半音下がります。
Cナインスのサンプルはこちら
音が増えてきたので、
分かりやすいように②ではなく⑨の位置で鳴らしてみました。
CM9(Cメジャーナインス)
構成はこうです。
CM7と同じように、
⑦の音をそのままの高さで鳴らします。
Cメジャーナインスのサンプルはこちら
ジャズですね!!
Cm9(Cマイナーナインス)
構成はこうです。
マイナーコードになるので、
⑦だけではなく③にも♭がつきます。
Cマイナーナインスのサンプルはこちら
オシャレな暗さですね。
ナインスの冒頭でも説明しましたが、
よく使われるコードではないのでさらっと流してください。
それよりもセブンスを覚えた方が良さそうですね!
Cdim(Cディミニッシュ)
ディミニッシュにはm(マイナー)がついていませんが、
マイナーコードです。
では構成を見てみましょう。
そう、③だけではなく⑤も半音下がります。
このコードはメインよりも、
コードとコードの繋ぎに使われることが多いです。
例えば
C Dm というコード進行がある場合。
音にするとこんな感じです。
ここで二つのコードの間に
C#dimもしくはD♭dimを入れて
C C#dim(D♭dim) Dm
というコード進行にしてみると
実際に使うには少し難しいかもしれませんが、
よく出てくるのでそのうち覚えられると思います!
Cm7−5
(Cマイナーセブンスフラットフィフス)
これは先ほどのディミニッシュと同じです!
① ♭③ ♭⑤ ♭⑦
になります。
マイナーセブンスですから、⑦は半音下げます。
ディミニッシュは繋ぎが多いですが、
このコードはメインで使われている印象です。
パッと思い浮かんだ曲はLiSAさんの『シルシ』ですね。
サビ後半に例のコードが使われています。
この曲のコードはなかなか手強いので
慣れてきたらぜひ挑戦してみてください!
Caug(Cオーギュメント)
では、まず構成です。
#(シャープ)が出てきました。
オーギュメントのコードは、
⑤の音を半音上げたメジャーコードで構成されています。
サンプルはこちら
オーギュメントをメインで使っている曲は
木村カエラさんの『スノードーム』があります。
歌い始めから二つ目のコードがオーギュメントですね。
E Eaug E6 Eaug
という進行になっています。
続いてよく使われるパターンですが、
藤井フミヤさんの『TRUE LOVE』で説明します。
「君だけを傷つけて〜」
の伸ばしのコード進行が典型的なパターンです。
オーギュメントとは表記されていませんが、
2番目のCm/B=Baugです!(ほぼ)
音を分解してみるとわかりますが、
Cm/Bの構成音はシ、(ド)、♭ミ、ソ
Baugの構成音はシ、♭ミ、ソ
だから、Cm/B=Baugなのです!(ほぼ)
この例のように
Cm Baug Cm/B♭ Cm/A
というパターンでオーギュメントがよく使われるので
作曲される方はぜひ取り入れてみてください!
C/E(EonC)
最後に、このパターンのコードについて解説します。
このコードは、
ベースラインはEだけどコードはCということをを表しています。
通常、このような指示がない場合は
コードの基音がベースラインを担当します。
例えば
C F G Am
というコード進行だとベースラインは
C F G A
ベース→コードの順に流れます。
では次に、オンのコードです。
C/E F G Am
この進行だとベースラインは
E F G A
同じようにサンプルを用意しました。
ちょっと雰囲気変わりますよね!
この進行をとってる曲はたくさんあるので
すぐに慣れると思います!
シリーズ初回でドレミとCDEをすぐ変換できるように、
と言ったのはこういうことがあるからなのです。
まとめ
今日はたくさんのコードを紹介しました!
難しい言葉は使ってないけど、
難しい話をたくさんしてしまいました。
とりあえず
・アドナインスとナインスは別物であること
・ナインスとセブンスはちょっと似ていること
・ディミニッシュとm7−5も似ていること
・オーギュメントは使いこなせるようになると楽しいこと
この辺りが伝わればなと思います!
それと、
最悪コードが分からない時は調べれば構成くらい出てくるはずです 。
ちなみにU-FRETというサイトで曲のコードを調べると、
音が分からなくなった時に構成も教えてくれるのでオススメです!
キーを設定するところの少し上で
コードのみの表示と楽器ごとの表示が選択できます。
デフォルトではコードとギターのフレットが表示されるようですが、
ここでピアノを選択してみると・・・
こんな感じで、
そのコードを構成している音を見ることができます!
素晴らしいサイトです。
コードで詰まったらぜひこの方法を試してみてください。
次回以降では実際に進行を作るコツについて
解説してみようかなと思います!
詳しい記事はこちら
それではまた٩( ‘ω’ )و
ちゃんみお
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