皆さんこんにちは!
ちゃんみおです。
今までの記事では、
iOS版GarageBandの使い方や細かい操作方法などをご紹介してきました。
しかし、
このようなツールの知識だけで楽曲を制作できるかと言われると
必ずしもそうではありません。
そこで今回は、
GarageBandから一旦離れて曲の成り立ちや音楽理論を中心とした記事を書いていこうと思います!
作曲者は、常に聴く人の事を考えて制作しています。
それはオーケストラでも、吹奏楽でも、ポップスでも同じ事だと思います。
ここでは、私が楽曲制作の際に意識している事について、
今までの経験を踏まえてご紹介していきます。
特に専門用語は出てこない予定ですので、気軽に読んでみてください!
曲の構成
ここでいう曲の構成は、曲の進行のことではありません。
どの音がどんな役目を持っていて、どう組み合わせるのか
大きい目で見た、曲そのものの構成について説明します。
音のピラミッド
音のピラミッドという言葉を聞いたことがありますか?
だいたいこんな感じです。
吹奏楽の影響をここぞとばかりに受けた私が書いているので、
経験者の方はすでに知っている内容が多いかもしれません(笑)
この音のピラミッドは、
曲を演奏する上でとても重要なバランスのことです。
ではこれを踏まえてそれぞれの音域について解説していきます。
各音域の役割
音域を
高音
中音
低音
と、大雑把に分けます。
高音
高音域は、歌入りの楽曲では特になくても困らない音域です(笑)
確かに高音がないとぼやけた曲になってしまいがちですが、
あくまで歌の伴奏という立ち位置なので、ボーカルが目立てばいいのです。
つまり、ポップスなどではボーカルが高音域の役割を担っているので
この音域が絶対必要なのは歌なしの楽曲ということになります。
ちなみに睡眠用BGMや作業BGMのような、
集中力を高める目的で制作されている曲では高音域が出てくることは少ないです。
歌ありの場合で高音域を追加するとしたら、それは対旋律です。
対旋律とは、
主旋律(メロディーや歌部分)とは別のメロディーで動き、主旋律を効果的に聴かせるものです。
詳しい解説はこちら
中音
この音域は絶対必要です!!
これがある曲とない曲では聞こえ方が全く違います。
まず、中音域が薄い曲です。
次に、中音域が頑張っている曲です。
どうでしょうか?
違いが分かりにくかったかもしれませんが、
中音域をしっかり入れると壮大な雰囲気を作れたり
音がどこまでも広がっていくような芯のある曲を作ることができます。
このように中音域は、曲全体の密度を左右する役割を持っています。
サンプル音源だけを聴くと
この中音域は充実させたほうがいいような気がしますが、
ここの加減は曲次第になります。
例えばバラードは、それぞれの音の動きがゆったりしているので
中音域に力を入れないとカスカスの曲になってしまいます。
逆にテンポの速い曲は、
中音域が頑張ってしまうと聴かせたい楽器が霞んでしまったり
重くてしつこい印象を与えてしまうかもしれません。
制作する際は、その都度確認しながら音量を調節するようにしましょう。
低音
最後に低音です。
いわゆるベースです。
ここの役割を、
吹奏楽でよく使っていた言葉にすると全体を支えるということになります。
音のピラミッドにもあるように、低音は曲の土台なのです。
バンドの編成でもベースは必要不可欠ですから、
重要なパートであることはお分りいただけるかと思います。
一応サンプルも作ってみたので聴き比べてみてください(笑)
低音無しバージョン
完成バージョン
いかがでしたか?
低音が薄いサンプルは、
ふわふわしてて聞いてて少し不安になりませんでしたか?
全体を支えると書きましたが、
私には曲が迷子にならないように誘導してくれているようにも聴こえます!
まとめ
今日は、楽曲制作をする上で意識してほしいことを書いてみました。
それぞれの音域の役割を理解する
普段の記事よりも軽めで読み応えがなかったかもしれませんが、
私がいつも意識しているのは本当にこれだけです。
簡単でしょう?
ここを理解した上で
実際に音色を選んだりリズムを当てはめたりしなくてはならないので、
難しいのはここからなのです!
そして中音域として私が実際に愛用している音源や効果的な使い方は
こちらの記事で説明しています。
今回の記事と内容が重複している部分もありますが、
興味がある方はチェックしてみてください!
というわけで、
今日は見落としがちな音楽理論について触れてみました。
それではまた٩( ‘ω’ )و
ちゃんみお
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