曲中で簡単に転調するための3つの方法

曲中で簡単に転調する3つの方法

皆さんこんにちは!

ちゃんみおです。

 

前回の記事で、iOS版GarageBandの転調や移調の操作方法をご紹介しました。

 

その続きで今日は、

実際に曲中で転調させるやり方についてお話しします!

 

一応シンガーソングライターの私が、

今まで作った曲や聞いた曲から転調のメカニズムを導き出してみました(笑)

 

これからご紹介する方法を取り入れれば

ほぼ間違いなく、自然に転調できるようになっていますので

ぜひ参考にしてみてください!

 

ちなみに前回の記事はこちら

iOS版GarageBandの転調・移調について

 

 

 

転調

 

GarageBandの転調と移調について

 

転調とは、

1曲の中でキーが移り変わることですね。

 

例えば

曲の始まりはCメジャーでサビはA♭メジャーの変わり、

またCメジャーに戻る・・・

 

こんな感じで何回もキーが移り変わることがあります。

 

もっと簡単な例にすると、

ラスサビの繰り返しが半音ほど上がる曲はよくありますよね。

 

あれも立派な転調です。

 

原キーから上がるほど盛り上がりやすくなるので

とにかく転調させたいのであればこんな方法もいかがでしょうか。

 

おそらく、この記事にたどり着いてくださった方は

そういう情報を求めているのではないと思います(笑)

 

ということで、

ここからはもう少し入り組んだ転調について書いていきたいと思います!

 

・勢いで乗り切る

・セブンスを使う

・マイナーにする

・既存曲を参考にする

 

それぞれの具体的なやり方と有効な場面を解説します!

 




 

勢いで乗り切る

 

勢いで乗り切る

 

はじめに、

とても簡単で今すぐ実行できる方法をお伝えします!

 

転調するためのコードなどは置かずに、

いきなりキーを切り替えてしまうやり方です。

 

例えばCメジャーからA♭メジャーへ転調させたいとします。

 

適当にコード進行を作って・・・

 

・・・

C F Gsus4 G

A♭ D♭ ・・・

 

このように、準備コード無しで転調してみます。

 

サンプルはこちら

 

いきなり転調でしたが、案外悪くないですよね?

 

この勢い方式は理論関係なくすっ飛ばしていくので、

どのコード同士でも違和感なく転調できます。

 

突然キーが変わることで曲の雰囲気がガラッと変わるので、

自然に転調できるわけではありませんが

この進行はちょっとおかしいだろ・・・

と思われることも特にありません!

 

そしてこの方法が有効な場面ですが、

雰囲気を変えたいところで召喚するといいでしょう。

 

・サビ前とそのあとの間奏で

・大サビ前で

・思い切って前奏とAメロ前で

 

色々挙げてみましたが、サビ前の転調が王道だと思います。

 

超簡単なのに超カッコよく仕上がるので、

面倒くさがりさんやコードが苦手な方にオススメです!!

 

 

セブンスを使う

 

セブンスを使う

 

ここからは、

転調するためのコード進行を組み立てる方法をご紹介します。

 

まず、転調する直前にセブンスコードを組み込むやり方です!

 

ちょっと分かりにくいのでよく読んでください。

 

例えば、CメジャーからA♭メジャーの転調する場合。

 

必要なコードは、A♭メジャースケールの⑤の音です。

 

コード

 

A♭メジャースケールの⑤はE♭なので、

A♭に転調する直前でE♭7を入れると繋がりはよく聞こえます。

 

スケールからコードを導くのがちょっと大変ですが、

慣れれば暗算のようにスムーズにできます。

 

サンプルも作ってみたのでよかったら参考にしてみてください!

 

・・・

C F Gsus4 E♭7

A♭ D♭ ・・・

 

コード進行はこんな感じにしています。

 

 

このやり方は、転調するのは自然だけど

そこ(セブンス)に持っていく過程が難しいのが難点です。

 

サンプルの進行はそれほど酷くはないけど

あまり上手くない進行をとってしまいました。

 

転調させたいキーが決まっているなら

いろんなコードを駆使して自然に繋げるか、

無理やりセブンスを放り込むか。

 

相性のいいキー同士もありますので、

違和感のないキーに合わせて転調するのもいいですね。

 

私は、何が何でも転調させたいキーに繋げる派です(笑)

 

コード別のスケール一覧はこちら

【コード別】スケール早見表

 

 

マイナーにする

 

 

次に、マイナーコードにして転調させる方法をご紹介します。

 

これはコードが一時的にマイナーになるだけで、

必ずしもキーもマイナーになるわけではありません。

 

ちなみにマイナーになることの方が多いですが

そこは皆さんの心がけ次第になっています(笑)

 

実際にどういう仕組みかというと、

転調させたい場面の直前に使われるをコードをマイナーにします。

 

つまり、直前のコードはメジャーコードでなくてはなりません。

 

例えば

 

・・・

C F Gsus4 G

Gm Dm・・・

 

サンプルはこちら

 

 

なかなか自然に繋げることができます。

 

ちなみに最初のキーはCメジャーで、

転調後はGマイナーになっています。

 

転調後もメジャーにするには心がけ次第だと言いましたが、

マイナーと同じ音を含むメジャーコードを持ってきてあげれば良いのです!

 

Gmのコードの構成音は実音でソ・シ♭・レですから

この音を含むメジャーコードはE♭M7(ミ♭・ソ・シ♭・レ)ですね。

 

ちなみに

 

・・・

C F Gsus4 G

E♭M7 Dm ・・・

 

GmをE♭M7に置き換えたサンプルもご用意しました。

 

 

この後の進行にもよりますが、

現時点で転調後のキーはE♭メジャーになっています!

 

いろんなコードが頭に入っていないと難しいやり方ですが

結構使えるので慣れてきたら取り入れてみてください。

 

基本的なコードの構成音についてはこちら

難しい言葉は使わない!コードの仕組み

 

 

既存曲を参考にする

 

既存の歌詞を拝借

 

最後に、

うまい具合に転調できている既存曲のコード進行を参考にするやり方です。

 

パクリではありません。

 

参考にするのです!

 

今ではいろんな曲のコード進行を調べることができますので、

転調に限らず気になる曲があれば調べてみましょう。

 

特に説明することはないのですが、

コードを調べるのにオススメのサイトをご紹介します!

 

U-FRETというサイトなのですが、

コード進行はもちろん移調機能もついているし

自動スクロールも可能の超便利サイトです!!

 

楽器別の表示もできて、

ギターとウクレレとピアノが選べます。

 

他の記事でもU-FRET激推ししておりますのでぜひ利用してみてください(笑)

 

サイトはこちら

 

 

まとめ

 

転調するには

 

・勢いで乗り切る

・セブンスを使う

・コードをマイナーにする

 

勢いで乗り切る方法は

 

・サビ前とそのあとの間奏で

・大サビ前で

・思い切って前奏とAメロ前で

 

この辺りで使うのが最も有効です。

 

セブンスを使う方法は

 

・多少無理やりな組み合わせもある

・コードを理解していないと難しい

 

やや上級編です。

 

コードをマイナーにする方法は

 

・組み立てやすいけど、転調するキーが決まっている

・こちらもコードを理解していないと難しい

・キーがメジャーかマイナーか選べる

 

そして最後に、既存曲を参考にする方法をご紹介しました。

 

それぞれのやり方でメリットデメリットがあります。

 

やりたい事と、ご自分のできる範囲に合わせた方法でやってみてください!

 

コード理論についても少し解説していますので

興味がある方はこちらもぜひご覧ください。

難しい言葉は使わない!まずは基本のコード理論

 

そもそも作曲がよく分からん・・・

という方はこちら

楽器を使わなくても曲が作れるようになる3ステップ

 

 

それではまた٩( ‘ω’ )و

 

ちゃんみお




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